あれから5年。今回は事前情報をあまり入れず。よって期待してる作品は特にない。10年前と5年前の観劇履歴から、選考してる人の感覚を、俺は信用している。
「Phish Heaven」が最高だった。「赤猫ロック」「次の場所までさようなら」に続いて、すごく良かったと思える作品に今回も出会えて、素晴らしい観劇体験だった。また5年後も期待している。
受付がとんでもなくスムーズだった。インカムマイク、付箋で座席指定、ってのが。すごいね。
スーパースター
- 私の経験を誰かに語るスタイル。再現の小芝居を挟む。
- 歌がうまい。ひとりミュージカルの可能性を見た。「ひとりレミゼ30分ver」とか面白そう。(著作権とかの問題ありそう)
- 意味のない動きが多すぎと思う。無駄だと思う。好みではない。
- オチは?
- 俺の感情は動かなかった。話は分かったけど、何を表現したいんかな?
- 実母は亡くなったんだっけ? 聞き逃したと思う。あの葬式は実母の葬式だっけ?
- イバラキ県。大阪府イバラギ市。間違ってる人は多い。
このカラダ
- コーポリアムマイムって言うんだって。不勉強にして知らなかった。
- 俺にはわからない。
- きれいな体、体脂肪率何%だろ?と思いながら。
- それが映える明かりもよき。
夜嵐のさめて跡なし花の夢
- 講談スタイル。殺陣あり。
- 右肩からの袈裟斬り、左足前。そういう型もあるのか。速いし美しい。
- バッタリが多すぎと思う。(講談ではアレを何て言うんだろう?)
- 話がうまく、所作がうまく、物語が面白い。
- もっと洗練できると思う。もっと切れ味鋭くなると思う。
- 時代設定ちょっと混乱した。御一新まもなくのことね。
Phish Heaven
- 複数人が登場するワンシチュエーション芝居から、一人芝居部分を切り取るスタイル。
- 素晴らしい完成度。始まった瞬間に、すっげえキマってる!と思った。最後まで一分の隙も無かった。
- 無駄な動きが全く無い。不要な瞬きすら無い。稽古で厳密に決めた拳の位置を、本番で正確に再現できてるんだろうと思う。眼球の動くタイミングと距離さえも、予め決まってるんだろうと思う。ユルさ、遊び、迷いが見えなかったから。
- 緻密に設計された演出が、精密に表現されてるステージが大好物。完全に好み。
- ステージが緻密精密に見えるのは、演出の力量か、役者の力量か。
- もう一回観たいぞ。
- 歌がとんでもなく上手い。
- 音も明かりもマジ素晴らしい。
- 脚本が見事。ラストに向かって全てが収斂していくさまよ。と振り返って思うけど、見てる最中はただ楽しい。
- 神田うのさんへの熱い風評被害(笑)
- 猫ちゃん蹴らないで(笑)
実況上戸
- 実況スタイル。これは新しいんじゃないか?
- しかし稽古不足じゃないか。どうした。
- 合コンを競馬風に実況中継が、いちばんやりたかったシーンじゃないのかな。その割にはスピードが足りない。セリフが完全に入ってないと思われる箇所が散見される。
- LINEやりとりのシーンは、素人が書いた一人芝居の脚本みたい。一体どうした。
- 謎のモダン館の前作「時間切れを待ちながら」は素晴らしい切れ味だったのにな。
そのころ
- ト書きを読むスタイル。
- チケット購入時は、これは見ずに帰ろうと思ってた。5年前に見て、とても酷かったから。
- 5年前は諸事情により完成品とは言えなかったらしい。しかしそりゃ、客には関係ねえぜ。未完成なら客の前に出すなよと思う。
- でもセレクションになってるし、とある戯曲賞の最終選考に残ったらしいし、挙げ句に盗作されてるらしい。5年前と比較して、よっぽど洗練されたんだろうと思って居残り。
- 確かに稽古は十分に思える。細切れのシーンを、俺は想像できる。ラストシーンで俺が思うことはおそらく、脚本演出の意図と、そう外れてはいないと思う。
- 5年前に見たときに(主観で)とても酷かったこと、でも現在は高評価してる人も多いってこと、これらが今回の俺の感想に作用してるかもと思う。だとすると、芝居を見てるんじゃなくて、情報を見てることになる。それらを排して、今回のステージにフォーカスすべきだ。
- そのうえでやっぱり、俺は好みじゃない。ト書きを読むなら、芝居じゃなくていい。
ひとり芝居と私
「ここで何をしているかだって?私は占いをしているのよ。客は来るのかだって?ええ一晩に何人かは」みたいなスタイル。これを見ると本当にがっかりする。
複数人芝居を、一人芝居部分で切り取って、他の登場人物は客が勝手に想像するスタイルが最も好き。
INDEPENDENTはいろんなスタイルの一人芝居が見れて楽しい。全く想像外の新手が見れてビックリすることもしばしば。
nobuchiru.hatenablog.com
nobuchiru.hatenablog.com
nobuchiru.hatenablog.com
誤 いばらぎ
正 いばらき