.log(ぽちろぐ)

退屈しているおっさんの日記

戒め。ひとが作ったものに、あーじゃこーじゃ言う、ということ。

     さくてきブログ2 > 観客層の発信力でいうと福岡は首都圏の次に位置するかも。より引用
     他の価値観もあって良いのに、裏付けが薄く価値観を押しつけとまでは言わないまでもそれにちかいものもある
     価値観を押しつけないように、と、気をつけたい。この日記は、俺の個人的な日記。それをわざわざwebに上げているのは、友人知人への生存報告の役を果たすから。そこへまた、見た芝居の感想を上げているのは、俺が、俺が見た芝居について、他のひとがどう思ったかを知りたいためで、そのためにはまず自分から、の意味。
     俺が
    「クソつまらんかった!」
    と思った芝居でも、ある人は
    「生涯最高面白かった!」
    と思うこともあるわけで、感想の違いを楽しみたい。

     だけども。

     親類縁者ばかりで構成された客席、そこから回収されるアンケートによる感想、あるいは評価。それらは、芝居の出来不出来を測る指針にはならないだろう。親類縁者ばかりで構成される客席に、不運にも紛れ込んでしまった一般客は、
    「芝居って、つまんねーな」
    と思うかも知れない。これはいかんことだ。実際、
    「演劇って表現は、つまんないでしょ?」
    と思っている人は少なくない(これは、観客のパイ自体が小さいことから伺える)。そう思わせる原因は、つまんない演劇。
     そうじゃないんだ。面白い演劇は、面白い芝居は、ぶんげえ面白いんだよ。そのことを知らないのは勿体ない。また、演劇はつまんないという感想を抱かせるような、つまんない芝居を俺は憎んでいる。

     力量あるいは配慮が足りない芝居に対して、いち観客である俺が不満に感じた点を上げることで、これをたまたま目にした当該団体の(あるいは他の団体の)次の作品が改善されるんじゃないの?面白い芝居がより増えるんじゃないの?増えると良いなあ。

     もちろん、俺の感想を読んだ制作者が
    「この、ながのというヤツは、芝居を判ってない!」
    と思うこともあるはずだ。そう思ったら、判ってない!と声を上げればいいんじゃないの?と俺は思う。