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退屈しているおっさんの日記

PARCOプロデュース「博覧會 〜世界は二人のために〜」2010/05/01

     博覧会を前に、もう一旗上げようと集まった芸人たち。無謀な思惑の中、ばかばかしくも不毛なリハーサルは続く。果たして、運命に吸い寄せられた人々は、亜熱帯の熱に浮かされることなく、一花咲かせられるのか?
     と、まあお話はこんな感じ。千葉雅子さんの作品を見るのは久しぶり。とても楽しみにしてたんだけど。

     最初の90分ぐらい、ぜんぜん集中できなくて。俺の問題なのか、芝居の問題なのかはわかんないけど。実は逃げてきたんだよ、って辺りから面白くなった。星野さんのおかげなのか、脚本が盛り上がったのかはわかんないけど。

     滅びの美だ。「細雪」だ。千葉さんの作品は皮肉的な笑いだと勝手に思ってるのだけど(猫のホテル)、近年は商業演劇的なお話(真心一座)を書くのかなあ?

     荒川良々さん、舞台では初見。TVや映画では、三枚目を演じてることが多いね。だけど舞台では二枚目だ!身体のキレがすっげえ!いちいちキマる!。でも表情はコミカルだ。
     星野真里さん。表情がすごくうまい、映像の女優。舞台では初見。出のシーンで、明かりにムラがあって、顔が真っ暗だったんだよね。もったいないなあ。
     池田成志さん。さすがの安定感。完璧滑舌。出番が少なかったなあ。

     大道具。とても上等。地がすりの上に、4寸ぐらい上げてある。アクティングエリアは間口4間か5間なのかな?。
     ぼーっと作ってる装置屋さんは見習って欲しいぞ。舞台を広く使えないヘタクソに、広い舞台を与える必要は無いじゃない。上下を少し切ってやれば、散漫を回避できるんじゃないの?。

     座席。ももちパレスのJ列は、前方中央ブロックの最後列。この列のど真ん中はめっちゃ見にくくて辟易した。前回の「残念なお知らせ」で。
     今日もJ列だったので、残念だなーと思っていたけど、少し下手にずれていた、加えて、舞台を少し上げてあるので、とてもよく見えた。満足。

     割引チケットとかマジふざけんなよと思う正価で買った俺。だけど客席閑散で、主催者側が
    「福岡公演は割に合わない」
    と思うよりはマシなのかな。

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