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退屈しているおっさんの日記

5.ハイバイ「ヒッキー・カンクーントルネードの旅2010」2010/05/30

     ハイバイの処女作にして代表作。7回目の再演らしい。岩井さん本人の引きこもり体験をネタに。

     俺の将来の目標は、引きこもらないニート。教育を受けない、会社員じゃない、訓練もしない、用事があれば外に出る。

     今年は、まだ5本目。観る本数を、意図的に少なくしてる。もしもイマイチでも、後悔しないだろう芝居だけ、チケットを買うようにしてる。期待の大きいものだけ観る。

     というわけで、やや期待を下回ったな。「て」がすごく良かったので、期待が大きすぎたんだけど。でも後悔しない。「て」に比して物足りないのかな。
    ハイバイ「て」 2009/10/24 マチネ
     時系列 x 複数視点の構成が見事。縦糸横糸が精密に組み合わされてて、それが面白さに繋がってる。
     自分には合わない、と言う感想を含めて、観れて良かったと思う。

     なんだか説教くさい。引きこもりという社会問題についてどうのこうの言ってるように感じる。よりかは、引きこもりのおかしな行動言動を笑いたいなあ。
     彼氏が出来た辺りの感じはとても良い。

     おもしろさ、というより、おかしみ。家族同士の会話、口げんかはこうだよね。台詞の変な間とか。
     説明しすぎない劇作に好感。だけど、終盤、出張お姉さんの説明くさい長台詞に違和感。

     大道具が斜。福岡の大道具は、適切に真似すべき。東京で芝居を見てた2005当時、たまに斜になってた。福岡では、さかな公団の大道具が斜になってた。
     ハイバイドア!。

     滑舌が悪い役者は嫌い。それが役だとしてもだ。理由は見難いから。個人的な好みだけど。
     引きこもり、かつ、対人障害か。目が泳いでる(笑)。
     おかあさん可笑しいなあ。
     妹は「て」での誰かと被る。両者とも、ネタが岩井さんのおうちの話しだから当然なのか。

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     wonderland ↓なるほど!
    「自分だけの世界から飛び出す」ことを、リングから場外にいる相手に対して飛びかかる体当たり技「カンクーントルネード」に喩えたと当日パンフにも記されている。
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