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とてもとても楽しみにしてたんだ。以下で好評だから。
さくてきブログ > 【劇評】劇団こふく劇場「水をめぐる」2008年6月21日 アトリエ劇研
大道具が素晴らしい。新品っぽくない色。ど真ん中にアクリル水槽もかっこいい。役者が足を踏みならす音、よく鳴るように作られてる。
と思ったのも束の間、本番始まると、役者、スタッフワーク、演出、なにひとつ頭に入ってこないというね。
というのは、俺の斜め後ろに座った客が、毎秒一回ノドを鳴らしてるわけ。ぐびりぐびりと。これワザとだろ?と思った俺は開演5分後わざわざふり返り
「静かに出来ませんか?」
と言う。彼は謝ったが、それでも静かにならない。
えずきが毎秒一回
「ぐえ、うっぷ、ぐぴっ、きゅぷ、」
と聞こえてくる。ゲロを吐きかけられるのは今か今かと思って、気が気じゃない。
そんなわけで、台詞は右から左。
彼が普通の客だったら、
「身体の具合が悪いんだろうな」
と同情する。だけど、受付に立ってる、こふく劇場の関係者だから
おまえ●ねよマジで!
客が芝居を楽しむことを、劇団側の人間が邪魔してるじゃねえか。騒音を発するほど体調が悪いなら、客席にいるべきではないぜ。金を払って、時間を使って、もらいゲロしそうになって、俺は何故こんなとこにいるんだろうな、と悲しくなるほど。
途中で帰れれば良かったんだけど、他の客に迷惑を掛けずに帰るための導線を確認できてなかったもんで。初見の劇団の場合、本番前に、途中で帰るための導線を確認すべき > 俺。リスクヘッジ計画。
芝居を見た最初の記憶は、小学1年生の頃、すわらじ劇団。以来、300本近く見てるはずだが、今回の作品はぶっちぎりに最低最悪だわ。「水をめぐる2」のチケットは用意してあるが、明日までに気持ちをリセットできて、楽しめるんだろうか俺は?
ここ2週間ぐらい運が良かったから、その反動かな?。ひどすぎワロエナイ。
【2010/09/06追記】
彼は劇団のスタッフでなく、FPAPが募集を掛けて、応じた方だとのこと。劇団の問題ではなく、FPAPの体制の問題のようだ。
なので、俺、あるいは上手側に座っていた大半の客が
「こふく劇場の公演を今後一切見に行かないし、他人にも勧めない」
と思うべきではない。
反省改善すべきは、サポートスタッフの配置を適材適所。だけど、人を使うことは大変難しいなあ……。
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