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退屈しているおっさんの日記

飛ぶ劇場「蛙先生」2010/11/13 マチネ

     ちょう面白かった!仕事で疲弊した精神を修復。感謝!。

     スタッフワークが完璧だ。ただし、完璧なことは当たり前だ。スタッフワークを適当にやってる他の劇団(笑)は見習えばいい。
     その上で、受付、モギリ、前説に始まって、客出しまでのパッケージも完璧だ。芝居の印象に減点を与えないという点で、ほんに素晴らしい。

     さて中身だけど。
     大事件が起こらない、何気ない会話を自然に、かつ、面白く。脚本が巧いし、演じる役者も巧い。それをやらせた演出も巧い。総じてとても丁寧。リラックスして見れる。

     このまま、事件が起こらないまま終わっても満足だなー、蛙先生が異物じゃないなら、ほんわかの気持ちで帰れるんだけどなー、と思っていたら予想通りの裏切りで異物感。

     人生と仕事について考えちゃうわ。でも考えたくないわ。間違った人生を歩んでると思いつく。人生を間違ったポイントはどこだ?と遡ると、あの日あの瞬間におまえがいた、ってことを考えるのは不毛だよ。考えたくないわー。
     アイテー業界にはときどき、残念なオジサンがいる。いい人なんだけど。
     ある特定の作業に特化してるから技術者でいるけど、情報技術もマネジメントも合意形成も判ってない。お話もヘタクソだ。無駄に齢を取ったねーと同情する。
     いい人と、いい技術者はイコールじゃないんだなー。アイテー業界だけじゃないだろうけど。業界選びを間違ってないかい?間違った分岐に進んでしまった瞬間に誰がいた?(考えたくないぞと)

     三村:木村さんに感情移入して観ちゃった。忙しいと、情緒不安定になるよね、ちょっとずつ壊れていくよね。箸が転がってもイラッ!!とくる。涙もろくなる。
     デキるという評価を受けても、良いことなんかひとつもねーんだよな。いろいろ押しつけられて、負荷が上がる。そんなのは単なる作業。仕事っちゅうのは、金を貰う活動だ。作業が増えたら
    「増えたぞ!金をよこせ!」
    って言うことが仕事だ。あーやだやだ考えたくない。

     奈宮:宮脇さんこんなにご立派に成られて。「伝染病」で観て、素人ながらこれはすごい、と思ったけど、今はもう、素人ではない。フリーの女優と言っていい。
     上手くなったけど、あのときのギラギラした感じは消えてしまったのかなー、とやや残念。

     佳:中川さんが楽しそう!これは演じるのが面白い役だ!。

     トイレで店長と米良さん、めっちゃ可笑しい。タイタニックでの、窓に手形をべたーんずるずる、を思い出した(わかるやつだけわかれ)。

     役者はみんな面白かった、印象も強いけどこの辺で。こまごま書くのもなんか違うし。
     万引き犯は日替わりキャストなんだなー。他のキャストも観たいなー。

     今日時点で、2010俺ベストプレイ(暫定)かこれ?