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あ…ありのまま 今日見てきたものを話すぜ!。舞台の前ッ面が斜めってるんだが、舞台が八百屋ってないし客席床面が八百屋ってない。
- ラヴェル「ボレロ」は聴いて楽しい。でもやるほうはすっげつまんねと聞いたことがある。あと、エロいよね。判るやつだけ判れ。
- ヒガシユキコさんを久しぶりに観た。滑舌と動きが綺麗。指の先まで行き届いてる。という印象は初見と変わらない。
- 多田さんが涙目で振り返る。きみカワウィーネーと思った。
- 序盤の短いシーンの連続。すごくキレがいい。時系列が錯綜して楽しい。
- 午後2時46分前後。ギター、フルート、リコーダーのシーンから、ヒガシユキコさんのハケの台詞で突然気づいた。胸を刺されたようだった。
- このことに気づくと、舞台上の風景が変わる。痛ましくて。
- 鎮魂の物語。鎮魂の雰囲気は感じていたけど、あの瞬間から、何に対する鎮魂なのか、が判ってよりいっそう。
- 来るはずだった未来。来なかった未来。来なかった未来の過去。でもやっぱ、未来。
- 物語性、エンターテインメント性は低い。集中して見れるわけでも、楽しく見れるわけでもない。だからといって退屈ではない。リズムのいい芝居だったな。ふつうの芝居のシーンですら。
な…何を言ってるのかわからねーと思うが、オレも舞台がどうなってるのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…。
気のせいとか目の錯覚だとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。
演劇ってのは個人的な体験。オレが持った感想と、あなたが持った感想は当然違う。今日みたいに抽象的なお話だったらなおのこと。あなたが劇場に行く前にオレの持った感想を読んで、変な先入観でみちゃうと、あなたの体験を阻害するので以下はネタバレじゃないけど、劇場に行く前に読まない方が。