まず、シュミレーションじゃなくてシミュレーション(simulation)ですね。
誤記が有ることによって、記事への信頼が下がるのでもったいないと思います。
<余談>山田詠美さんの「ぼくは勉強ができない」をとても好き。みんな読めばいいのにと思う。</余談>
子の親へ
「勉強するのは何のためか?」
を親が教えて欲しかったと思う。人生の折り返しを過ぎた今ならわかるが、経験に学ぶのは愚者がすることだ。生まれついては愚者なのだから、先人である親が導くべきだと思う。親の経験から得た教訓を、子に受け継ぐべきだと思う。
- 幼年期に読み書きを覚えるのは、勉強用のテキストを読むためだ。
- 少年期は、勉強する習慣とやりかたを形成するために。
- 勉強の進め方と量が、他者と比較してどうだったか、を振り返るためにテストがある。
- 生涯の勉強量に応じた生活レベルが得られる。
- 勉強なしに高い生活レベルを得るには強運が必要。そして凡人は強運を持ってなどいない。
というのが俺が今わかっていること。俺は学校の勉強をあんまりしなかった。親の金で大学に行かせてもらったのにだ。遊ぶ金欲しさにバイトに明け暮れてしまったことを後悔している。
そんな大学生活を送った挙句、いまはITドカタをやってて、お客様の業務を覚えなきゃいけない、あたらしい技術を学ばなくてはいけない、マネジメント、コーチング、コミュニケーション、一生続けていくべき勉強もある。
若者の君へ
「車のエアロを作って売って商売するから学校の勉強なんて不要なんだよ!」
と思っている若者(≠バカモノ)は、後に流体力学を学ばなくてはいけないし、金勘定するためには数学や経理を学ばなくてはいけない。
ただの職人止まりだとしても、師匠から勉強することは山ほどある。そして日本では、職人の給料は低いんだ。
社会に出てから勉強するには、カネがかかる。親の金で勉強できるうちにしとけってことだ。優良企業に就職するために勉強する、って明確な目的があれば、貧乏学生でいる数年間を我慢できるかも。優良企業に就職してから、今まで勉強のために我慢していたことを取り返せばいい。
その一方、大学生活を謳歌することと、両立できないかも。これは本人の選択だけど、バイトに明け暮れる大学生ってのは完全に間違っていた。働くことは、大学を卒業してから、イヤと言う程にできるのに。
学校の先生へ
小学生のころ、作文を書かされた。大人になったら何になりたいか。これは国語の一環じゃなく、社会のくくりでやればよかったと今思う。世の中にはどんな職業があって、それに成るためには何をすればいいのか、それをやめた後の人生はどうなるのかってことも。夏休みの宿題で「自由研究」ってあるけど、理科じゃなくて社会でやるべき。少年期に上記を知るべき。
「サッカー選手になりたい」
って夢は結構なんだけど、サッカー選手を辞めたあとの人生のほうが長いんだ。オリンピック代表までなったサッカー選手が選手を辞めて、就職しようと思ったらコンビニの店員になるしかなかったって話を聞いたことがある。
教科書に書いてあることを学べばよかったのが学生時代。学生時代の成績を武器に優良企業に就職して、40代以降は経済新聞とゴルフ雑誌を読んでるのが仕事、となればよかったのに。