遠方からの親族が到着しての打ち合わせ。概要説明の最中に
「明日は何時から?」
とか口を挟むババアがいて頭に来る。スケジュールを書いた紙を放ってやる。
その話をいまからするんだっつうの。質問タイムは後ほど設けるし、スケジュールを書いた紙が机に常に置いてあっただろ。そんなもん、到着したら最初に確認しないかな?。到着してから今まで、何時間ボーっとしてたんだよ。どうせ、どうでもいい事をぺっちゃくちゃ喋ってたんだろ。わざわざ東京から邪魔しに来やがって。
- 出棺葬列の段取り。位牌、遺影、骨壷をそれぞれ持つヒトを決める。
- 火葬場への車列の段取り。車の順番と、誰を乗せて行くのか。
ジジババが口々に勝手なことを言う中、何かを決めるのは相当にトサカにくる。俺は仕事のつもりだが、ジジババは宴会のつもりでいやがる。俺が喪主の時は、直葬にしてやるぞ。
本通夜の客入れ。喪主である母は足が悪いから、長く座るのは難しい。きつかったら控室に行っとけ、と言うが、親族一同控室に引っ込むのはなんなん?。長男1人で応対するってあり得なくね?。
本通夜本番。俺の出番は焼香(セリフ無し)、弔問客への謝辞、の二回。今日は台詞を入れて、カンペ持たず。
本番終わった後も送り出しで、俺と喪主は居残り。故人と一緒に控室に引き上げてくると食事はあらかた食いつくされていた。俺も母も、サンドイッチぐらいしかない。刺身や寿司など、無い。
「寿司がもうすこし食いたかったなぁ」
とか言うヤツが居て、こいつ早く死なないかなと思う。
こうも非協力的な連中に優しくするのは難しい。協力的だった親族とそうでない親族は、今後は区別して付き合うぞ。