.log(ぽちろぐ)

退屈しているおっさんの日記

母逝去

 3時半ごろ、不意に目が覚めた。もう一回寝ようと試みていると電話がなる。母。こんな夜中に何の用だ。しかも2回も電話が鳴って、お前早く寝ろよ。電話の電源を落として眠る。

 母からの電話はどうせ、愚にもつかない年寄の繰り言。俺は朝の5時から、朝の5時まで予定があるっつうの。付き合ってられない。仏壇に喋れや。

 これが死亡連絡だったことを知るのは翌朝。オオカミ少年。

 5時の目覚まし。外は雨。バイクを漕いで血流を上げ、筋トレ。

 バイク漕いでる最中、知らない番号から着信。無視。

 筋トレの最中、同級生で住職から電話。不幸の電話やろねえ……。代わって叔父。母が亡くなったと。伊万里に行くのは難しいってことで電話は切った。

 父が死んだときのアレコレを、俺がほぼ引き受けた。伊万里福岡を何度も往復し、次男が連絡を無視するから地の果て立川まで行った。今度は次男が全部かぶれや。俺は手紙を無視しないぞ。

 しかし放置プレイだと、心がザワザワして落ち着かない。それよりは処理のキックオフだけはやったほうが、心の安寧に繋がる。相続するも放棄するも。

 かと言って仕事を休んで相続の手続きにかかると、あとになって自分の首が締まる。痛し痒しだ。この機に乗じてこの現場を抜けるのは大いにアリだな。

 定時ちょいすぎまで、ギッチギチに働いた。昼休みなし。朝に作ったオニギリとゆで卵を適当につまみながら、ずっと机にかじりついてた。おかげで、この先やらなきゃいけないことを人に渡せた。自分の手を動かすパートは、昨日の時点で終わらせてあった。不幸中の幸いだ。