中学生の娘が失踪。慌てる親。一方、母親が失踪しても落ち着いてる中学生の娘もいる。
堪能した!。三連休のど真ん中昼間に見たい、楽しいお話ではまったくないけど!(笑)。下手くそが居ないから集中して見れた。すごく良かった。終わったあと、一言も喋りたくないほど。
1人2役か?と思って序盤は整理できなかった。ではなく、時系列錯綜だった。これがわかる頃にはすんなり。
丁寧な会話劇かな?→家族の有り様を問う社会派劇かな?→犯罪サスペンスかな?→丁寧な会話劇だった!
過干渉の母親の元から逃げたのかなと当初は思っていたけど、泥まみれの鞄が出てきて、事件だと俺は気づく。以降はサスペンスにも集中できた。
あのゴミ箱は、いつ使うのかな…?そう来たか!
大道具は、もっと抽象化したほうが良いかなと俺は思う。好みの問題かな。具象的な家具が多くて、今は誰の家だ?で混乱が少しあった。リアルモチーフを一つだけ置いて「今は誰の家ですよ」を説明できるといいかも。花瓶に花が活けてあれば誰の家です的な。しかしそれをやると、モチーフの出ハケを演技に組み込む必要があるな。妥協点かな。
スポットのフェードが好みではない。フェーダーが1/10あたりでCOするように見える。俺の目には。
令和の近代的なライトはそうなのかな。白熱球の、フェーダー0にしてもまだ消えないが好きだ。特にこういう芝居ではね。歳ってイヤね。
でも白熱球だと「COしてるのにCOならんやんけ!プンスカ!」と思っちゃうからね。どっちもどっちね。
サイエンスホール初訪問。(小劇場向けとして)良いホールだ。キャパがちょうどよくて、暗転が効く。袖もちょっと広そう。本来的には、舞台袖には舞台と同じ広さが必要だけどね。贅沢か。
上田さんのキチガイ演技が素晴らしい。10年後の、更年期障害を経て感情を制御できなくなった感じもいい。
- 坪内さん久しぶりに見た。「ラン フォー ユアライフ」ぶりかな。20年ぶりぐらいかなあ。綺麗なアラフィフになりましたね。
- 上田さん久しぶりに見た。「幻の翼 震電」ぶりで、10年ぶりぐらいかなあ。相変わらずお綺麗でいらっしゃる。
- 宗さん久しぶりに見た。「ガムガムファイター」ぶりで、5年ぶりぐらい。好きだ。