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退屈しているおっさんの日記

20.ハイバイ「て」 2009/10/24 マチネ

     ある家族の、おばあちゃんの死、その周辺。

     劇団主宰である岩井さんの家族に起こったことを、ほぼ忠実に戯曲化したとのことで。時系列 x 複数視点の構成が見事。縦糸横糸が精密に組み合わされてて、それが面白さに繋がってる。

     長男に同意だなあ。だけど、自分が齢を取って、孫たちが楽しそうにしてるのを見るのは、楽しいかもね。
     自分の親に孫の顔を見せてやるのが先だけど。
     見せてやれるのかどうか微妙だけど。
     見せられない寄りの微妙だけど。

     あの頃、親に受けたあんな仕打ちを、あの頃の俺は理不尽に思っていて、あの頃の親の齢を追い越した今の俺も理不尽に思っていて、今の俺と同年代の他人が彼の子供に行った事として考えるとやっぱり理不尽で、やっぱり俺の親がしたことはキチガイじみてるじゃん。と腹を立てたり。

     面白かったけど疲れたなあ。土曜日に見て良かった。

    • ホッテルはーーー…リバサイッ!
    • ドア頭いいなー。
    • アフタートークにて、
      「客席の中に、俳優さんが、いらっしゃいますか?」
      こないだ某作品でヒロインをやった女優なぜ手を挙げない(笑)。
    • あなたの演出を、客はわかっているよ、と言ってあげることで演出は
      「もっと面白い演出を付けていいんだ」
      と思うと良いなあ。わかりやすくすることでつまらなくなる演劇的要素、に対して。
    • あの人が面白いと言ってたから、あるいは、あの人が面白そうだから観に行こうと思っているから俺も、という客が居るんだろうから、俺も
      「あれが面白そうだから観に行こうと思っている」
      と書くべきなのかしら?。需要があるの?。


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