SE → ビルメン 良かったこと
転職して良かったと思う。過去の自分の選択を認めたいバイアスもあるかもだが。
服に金がかからない
- ビルメンの俺は散歩着で通勤して、支給される制服で仕事する。
- スーツ、ベルト、ワイシャツ、ネクタイ、カバン、名刺入れ、ハンカチ、きれいな靴。そんなもん要らん。
- SEの頃は｛散歩着、仕事着、オシャレ着｝を買ってた。ビルメンの俺は仕事着を買わない。
- 服をメンテする手間も減った。
業務が終わったら仕事を忘れられる
- ビルメンの毎日は「ルーチン + ハプニング対応」。業務時間外は、仕事を忘れてヨシ！
- SEの頃は常にやり残し作業があった。バックオーダーが山ほど溜まってる。業務後も休日も、明日はあれをやってぇ…来週はこれをやってぇ…と考えてる。考えたくないのに脳を操られている。ロイコクロリディウムかよ！
- 仕事を忘れるために金を使っていた。頑張った自分へのご褒美理論もあった。夜の街で金を撒き散らし、高級料理を糞尿に変換するマシン。
- 業務時間が終わっても脳が休まらなかった。夜もよく眠れない。明日の作業を快調に行うために寝なきゃいけないのに。
- ビルメンでも、いずれ再びロイコクロリディウムになるかも知れん。その時に考えよう。「先のことを考えすぎて行動保留」はつまらん人生になる。
急がなくてヨシ
- ビルメンは、明日の仕事を今日できない。よって今日の分を、今日中に終わらせればヨシ。なんなら今日の分を明日に先送りしてもヨシ！
- SEの仕事は未来の仕事を無限に先食いできる。過去の負債も死ぬほど積んである。そしてコンピューターの前に座ると「急げ！急げ！」の内なる声が聞こえる。ゴーストハックかよ。
ありがとうを集める
- SEの頃は、タスクが片付くと「じゃあ次はこれをやって」と言われる。
- ビルメンの今は、タスクが片付くと「ありがとう」と言われる。
- この差はでかいぜ。SEの頃も「ありがとう」を言われていたかもしれないが覚えていない。おっさんからのありがとうは嬉しくもなんともない。
- 今の職場は女性が多く働いていて、彼女たちはマスクを着用している。よって皆さんお美しく見える。彼女らが言う「ありがとう」は尊い。
死んでるみたいに生きたくない
- 仕事に脳を支配されてるプライベート。プライベートじゃないじゃん！
- プライベートな時間までも業務時間になるなら、年収8000万でも足りないよ！
- 作業のための作業を24時間やってる。死んでるのと何が違う？
- じゃあ死んだほうがマシだね、死ぬ前にバケットリストを消化しろ、の考えになって仕事をやめた2年前。
- バケットリストを消化して、SEに戻るの？ 否、戻らないね、と思ってビルメンになった。
- SEを定年退職したらビルメンの仕事をしようと思っていた。前倒しで実現した。
- あとでやろうと思っていることは、可能な限り前倒ししたほうが、良い結果を生む。
- あとでやろうと思っていることを前倒しして、徒労に終わることがある。人生の無駄。前者と完全に矛盾してるが真実だ。
SE → ビルメン 損したこと
- 「仕事はSE。スーパーエロいとも言うね」 これを言えなくなった。
