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退屈しているおっさんの日記

2「水の簪」 謎のモダン館 2008/01/23

     すごく面白いと思った人はいるみたい。でも、俺には全然だった。こういう芝居を見るような状態に、俺が、なかったんだろうな。平日の晩、仕事で疲れた頭に、思考的体力を要するのは、ちょっと。

     面白くないなあ、と思いながら、なんで面白くないんだろ、を考え出すようになったら、早く席を立って帰った方が良いのかもね。お金よりも時間が勿体ないよ。

     みんなはずっと山田のオジサンの話をしてて、みっちゃんはその人に会ったこともない。みっちゃんにとっては、全然面白くないよ。たとえ話だけど。

     そんなわけで、台詞は右から左。頭に入ってこない。役者はたぶん上手なのに勿体ないなあ。多分と思ったそのわけは、噛みが多いこと。気持ちのやりとりのない台詞が多いような。「ああ」とか「なるほど」とか。本当にナルホドと思って言ってるのそれは?。動きも少ないし。聞かせたいと思われる台詞は情感豊かなのに、そこに至る過程がぶつ切りのような感じがして。

     役者が、脚本に書かれた文字を音声化するための道具として扱われていたような。台詞ですらない。そりゃあ舞台化する必要が無いじゃろがい。テキスト読み上げ機能を使えば良かろうがい。

     音と明かりが雑で、溜息。