.log(ぽちろぐ)

退屈しているおっさんの日記

マジでムカつくアフラック(の営業マン)

 亡き父は言った。
「アフラックのがん保険良いぞ。請求が簡単、しかも月々、\4000以下だ。」
若い頃に入ったから、夫妻セットで上記額面を、ウン10年間払ってるらしい。癌を発症してからと言うもの
「入院すると儲かるんだぜ。損益分岐は9日間ぐらいだな。」
「ウチにいたらお母さんの相手をせにゃいかんしネ!」
「それたい!」

 一方俺は、住友生命のがん保険に入ってる。こいつは、10年毎に更新される。50歳になった頃、掛け金がドカンと跳ね上がるだろう。

  • 父母名義のアフラック保険を、名義変更して母へ。
  • 俺の保険を見直す。住友生命の医療保険を、生涯、掛け金が変わらないアフラックの医療保険へ。

 これがものすごく手間がかかった。保険加入ってのは、保険の営業マン(生保レディ)の人柄仕事ぶりを買う商品ってことを痛感したね。
 以下、アフラック側の登場人物は男性1名。アフラック本部ってのも登場するけど、姿は見えない。

名義変更の手間

 実家に届いた名義変更書類を持って、アフラックの店舗へ。送ったり、不備で返送されたり、ってのが入院中の母にとっては面倒だから、俺が介入して一発で済ませようと思って。するとアフラックの営業マンが言う。
「2人名義を1人名義に名義変更するより、お母様単独の保険に入り直したほうが安くなる」

 なるほど。新規加入の書類をもらい、俺の記入で可能な箇所は俺がその場で。母の署名箇所に鉛筆でマルをつけ。
「名義変更の書類はもう不要ですね?。当方で廃棄しましょうか?」

 一応持ち帰る。不要書類が存在するってことが大切なんだ。無いものを探すのは手間だ。

 再び実家方面に赴いて、解約→新規の段取りで方針決定。新規加入の書類に署名捺印させ、アフラックに戻る。するとアフラックの営業マンが言う。
「入院中の方は保険に入れないですね」
と加入条件の書類を出してくる。
「そしたら退院後3ヶ月経過して、医師の診断が問題なければ…って、癌の病歴がある人は加入できないって書いてあるな」
「そのとおりです。もしかして…」
「あるよ癌にかかったことが。ソレを最初に言わないのは何故かね?」

 再び実家方面に赴いて、名義変更書類を完成させる。とは別便で、名義変更がまだです早く記入しなさいの手紙がアフラック本部から届く。
 オイオイどうなってんだ?。2枚必要なのかよ?。2枚を完成させるが1枚でいいとのことで。

 1往復は想定通りだけど、余計な1往復が増えてる。経費は1万程度、時間はプライスレス。俺にも病身の母にも、余計な手間を掛けさせやがって憤慨。

引き落とし口座変更の手間

 父の口座は、本人死亡につき凍結。引き落としができてないから払込用紙。それはそれとして口座を変更しなくては。

 1通目は本人に署名捺印させたが、捨印の箇所に捺印忘れ。また実家方面に赴いて捨印の箇所に押印させる。しかしながら印鑑そのものが違ってて、金融機関でハネられた。
 2通目がアフラック本部から届き、最近の母は頭がはっきりしてるらしくて(本当かよ)銀行印も思い出したらしい。任せることに。

 これはアフラックの営業マンは悪くない。

 しかしだ。1通目が金融機関の審査待ちからの
「印鑑相違だったらすぐに、私の方から直接、ご長男様にご連絡差し上げます」
と言ってたはずだが、2通目が郵送されてきた後に
「印鑑相違の書類が送付されています」
ってのはどういうことだろ。検知が遅いのか通知が遅いのか。

申込みの手間

 俺が住友生命と契約してる保険に似せて、アフラックで保険に加入すると、数千円安くなる。しかも数年後の値上がりはない。誕生日を迎える前に契約成立させよう。

「窓口に行くときに、健康診断の結果とか、要らないですか?」
「要らないです。クレジットカードさえあれば」

 窓口に行ってみると、健康診断の結果は要るし、印鑑や身分証明書が要るし、クレジットカードは要らない。
「ほれ見ろオメー!健康診断の結果が要るやんけ!俺は聞いたよなァ健康診断の結果は要らんとや?って」
 一発で終わらせようと思って窓口に来てるのに、どういうこっちゃ。

 当日に申し込み書類は完成せず、自宅に戻って健康診断の結果を参照しながら完成させ、投函。

 したら後日、また不備があるってことで、じゃあショップに行ったるわと言うと
「いえ、来ていただくのは申し訳ないので伺います」
お前が来たら、俺の部屋を掃除する手間が増えるだろ!俺は潔癖症なんだ!と言うのも面倒で。
「用意しておくものは?」
「印鑑だけで結構です」
本当かよコイツは…

 健康診断結果を見て書いた箇所だったが、記入不要だったとのこと。じゃったら記入不要って教えないのはなんでや?。二重線と訂正印。筆記具も要るやんけ!。
「こちら服薬中とありますが、よければお薬の名前を」
お薬手帳も要るやんけ!!!!

 経費はゼロ。二度手間三度手間はプライスレス。

そしてブチ切れへ

 名変なった母の保険だが、引き落とし口座変更にかかった数ヶ月間の、掛け金引き落としが出来てない。本部から払込用紙が届いているはずだが…という連絡が俺の電話にある。払込用紙を金融機関乃至コンビニへ持っていくのは、栄養失調で入院している認知症気味の母には難しい。というわけで前回は俺が払った。今回もそうしよう。

「じゃあ請求書を、私に送って下さい。前回みたいに。」
と言って数日後、俺の手許に請求書が届く。と同時に母に連絡。すると
「わたしもう大丈夫よ。頭ハッキリしてるから。アフラックの支払いも、義妹に頼んだよ昨日」
本当かなwww。酔っ払いが
「俺ァ酔ってねェ!」
って言うのと同じじゃね?とも思ったけど、なるほど喋りはしっかりしてる。

更に数日後、アフラックから電話があり
「お支払が未だのようですが・・・・」
「本人が払うと言ってたんですが…未払いってのは間違いないですか?」
「こちらで確認出来る情報としては、支払い済になっていませんでして…」

 母に確認取ってみると支払い済だと言う。どっちかが嘘をついてるんだが、俺には判定できない。
「アフラックからお母さんに電話させるからね、大丈夫かな?」
「うん、大丈夫よ。手元に領収書あるし」

アフラックに電話して
「すいません、母親は払ったと言って、領収書の番号がですね…」
「あっそうですか、それではもう一度確認してみますね」
「非常に気分が悪いですね。今ごろ何を確認すっとや?。俺はさっき聞いたぞ間違いないかって。なんでそこで確認せんで、いま確認すっとや?」
「ですから念のためにですね
「その念のためを、最初にやらんのはなんでや?あぁそうか、母親の支払いと俺の支払いで二重取りしようって魂胆か。」
「……」
「オマエは俺の手間をめっちゃ取るよなあ。初めてじゃねえだろ二度手間させやがンのはヨォ!。母の電話番号教えてやっけん直接話せや」
「申し訳ありません。お母様とお話し終わりましたらまたお電話差し上げます」
「要らないですね!。母が払ってなかった場合だけ、俺に電話してこいや」

 果たして、電話がかかってこなくて一安心。要らぬ手間を掛けさせられた俺の怒りをどうしてくれる。イライラする時間はプライスレス。エチゾラム0.5mgを服用して鎮静に務める。